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妻が専業主婦、夫の年収が400万の生活レベルは?家計の管理方法についても解説

2024年9月11日

年収400万と言うと、男性の平均年収をやや下回っており、年齢を重ねるごとに低い水準になります。

一人暮らしであれば、それなりに節約を意識すれば生活できるでしょう。

しかし、結婚をして妻が専業主婦の場合はどうでしょうか。

子供もできるとなると、教育費などたくさんの資金が必要になってきます。

ここでは、妻が専業主婦で夫が年収400万の場合の、世帯人数別の生活レベルについて解説していきます。

専業主婦を続ける上で、知っておきたい家計の管理方法についても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

妻が専業主婦、夫の年収が400万の世帯の生活レベルは?

妻が専業主婦で、夫の年収が500万の場合の生活レベルは、子供の有無や人数で大きく変わってきます。

そこで、総務省統計局の2023年「家計調査 二人以上の世帯(妻の就業状態別、年間収入階級別)」を参考に、1ヶ月の生活レベルを世帯人数別でシミュレーションしてみました。

1ヶ月の手取りは、年間総支給金額(400万)から税金や社会保険料(15~25%)を差し引き、12ヶ月で割った金額の25~28万円とします(ボーナスなしの場合)。ボーナスがある場合は、月々の手取りは19万~21万円程度となります。

また、家賃は一般的な相場である手取り月収の25~30%で計算しています。

※家計調査での支出は平均値であるため、下記の生活費はあくまで目安となります。

夫婦のみ世帯の生活レベル

夫婦のみ世帯の生活レベルは以下の通りです。

支出項目金額
家賃4万8000円~8万4000円
食費(外食費)7万1000円(1万1000円)
水道光熱費2万1000円
家具・家事用品費1万1000円
被服費8000円
保健医療費1万1000円
交通費4000円~1万5000円
通信費1万2000円
教養・娯楽費2万2000円
交際費1万2000円
その他(こづかい含む)3万5000円
支出合計25万5000円~30万2000円

妻が専業主婦・夫の年収が400万で夫婦のみの世帯は、かなり節約を意識すればぎりぎり生活できるレベルです。

逆にうまく節約が行えないと、年間24~60万円ほどのマイナス収支となる可能性があります。

かなりの節約を意識して行っていれば、貯金は年間24万円ほど行える場合もあります。

貯金を切り崩したりすれば、格安の国内旅行を年1回程度行けるかもしれません。

世帯年収が500万以上の夫婦のみ世帯と比較すると、交際費やその他の支出が少なくなっており、かなり節約を意識しています

参考:妻が専業主婦、夫の年収が500万の生活レベル

夫婦と子供世帯の生活レベル

夫婦と子供世帯の生活レベルは以下の通りです。なお、教育費は子供が公立小学校に通った場合で計算しております。

支出項目子供1人子供2人
家賃4万8000円~8万4000円4万8000円~8万4000円
食費(外食費)6万7000円(1万1000円)6万5000円(1万1000円)
水道光熱費2万1000円2万1000円
家具・家事用品費1万円1万円
被服費8000円8000円
保健医療費1万円8000円
交通費4000円~1万3000円3000円~1万2000円
通信費1万1000円1万円
教育費1万円1万2000円
教養・娯楽費2万円1万5000円
交際費8000円6000円
その他(こづかい含む)2万5000円2万円
支出合計24万2000円~28万7000円22万6000円~27万1000円

夫婦と子供世帯の場合は、かなり節約を意識すればなんとか生活が可能なレベルです。

切り詰めた生活をしていれば、貯金は年間12~24万程度行えます。

しかし、逆に何も意識しないで生活すると、年間36~48万円ほどのマイナス収支となる可能性があります。

夫婦のみの世帯と比較すると、さらに交際費やその他の支出が減少しており、かなり節約を意識していることがわかります。

特に子供が2人に増えると、教育費などの必要経費が増加する分、その他の支出を削るなど節約志向が高まる傾向にあります。

もし、子供が2人以上だったり、ペットを飼ったりする場合は、さらに節約する必要がありますし、夫のみの収入で生活するのはより厳しくなるでしょう。

なお、このシミュレーションは子供が公立小学校に通っていることを想定して作成したため、私立や高校・大学に進学した場合は、さらに教育費が上乗せされることになります。

また、教育費は学校外活動費が大半を占めているため、学習塾や習い事の数によっても貯金額は変動するでしょう。

妻が専業主婦、夫の年収が400万でもぎりぎり生活は可能

妻が専業主婦で夫の年収が400万でもぎりぎり生活は可能です。

しかし、かなりの節約を意識しないと年間36~48万円ほどのマイナス収支となってしまいます。

子供がいる場合は、さらに節約を意識しないと夫の収入のみでの生活は難しいでしょう。

特に子供が私立や高校・大学に進学する場合は、さらに資金が必要になってくるため、計画的に準備しておくことが重要です。

そのため、もしあなたがこれから専業主婦になりたいと考えていたり、専業主婦で家計が厳しいと感じている場合は、しっかりとしたライフプランを設計する必要があります

しかし、ライフプランの立案や家計の見直しを、自分で行うのはなかなか難しいものです。

そこでうまく活用すると良いのが、ファイナンシャルプランナー(通称FP)です。

FPと言うとCMの影響で保険の見直しをイメージするかもしれませんが、「家計の相談」や「教育費・子育て費用の相談」「老後資金の相談」など幅広く相談することができます。

そのため、今後どのように行動すれば専業主婦として家計を管理できるのか、具体的な方法を提示してくれます。

しかも、無料かつオンラインにも対応しているため、気軽に相談することができますよ。

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